心やすらぐ日本の風景 疏水百選
発売日
2007年10月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-69568-6

心やすらぐ日本の風景 疏水百選

著者 林良博監修 《東京大学教授》
疏水ネットワーク著
主な著作 <林・主な著作>『検証アニマルセラピー』(講談社ブルーバックス)
税込価格 902円(本体価格820円)
内容 日本の美しい風景を生み、人々の命の源となった疏水の歴史をひもとき、農水省が認定した「疏水百選」をカラー写真つきで紹介する。



 総延長は地球十周分。日本全国を網の目のように流れる疏水は、農業や給水になくてはならない役割を果たす一方で、日本人の原風景とも呼ぶべき見事な景観を創り出している。

 本書は、先人の血のにじむような努力と見事な技術で開削されてきた疏水の歴史を語り、また、平成18年に農林水産省が認定した疏水百選等を、カラー写真、地図とともに紹介する。

 「疏水百選」は、東京大学大学院教授の林良博氏が座長となり、養老孟司氏、中村桂子氏等が委員をつとめた「疏水百選選定委員会」が選定。琵琶湖疏水(京都)、明治用水(愛知)、通潤橋(熊本)といった著名なものから、広大な泥炭地を農地に変えた篠津中央篠津運河用水(北海道)、「めだかの学校」ゆかりの荻窪用水(神奈川)、「厚狭(あさ)の寝太郎」がつくったと言われる寝太郎堰(山口)など、全国47都道府県から選ばれている。それらを網羅した本書は、瑞穂の国を支える疏水の魅力を満喫できる一冊になっている。