いつか、キャッチボールをする日
発売日
2007年10月12日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-69574-7

いつか、キャッチボールをする日

著者 鯨統一郎著 《小説家》
主な著作 『邪馬台国はどこですか?』(東京創元社)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 代打で活躍するプロ野球選手・新島隆二。3位通過で迎えたクライマックスシリーズ中、ひとりの男が彼に八百長を持ちかける!?



 プロ野球選手・新島隆二(36歳)は、代打での起用が多くなってしまったベテラン選手。ベンチを温めることも多いが、試合終盤の勝負どころで、一振りにかける勝負強いバッティングは未だ健在。選手としての引き際を考え始めた矢先に、息子が心臓病であることがわかる。息子の手術費用を捻出するためにも、まだまだ引退はできない。これまで以上に集中力を増したバッティングは、チームをクライマックスシリーズ出場に導く。病気の息子と交わした約束は「クライマックスシリーズでのホームラン」。そこに「明日の試合は、絶対に打たないでください」という電話がかかってくる――。

 稀代のトリック・スターが放つ新境地の長編野球ミステリ。