書籍

- 発売日
- 2008年01月15日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-69683-6
匠(たくみ)の国 日本
職人は国の宝、国の礎(いしずえ)
著者 | 北康利著 《作家》 |
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主な著作 | 『白洲次郎』『福沢諭吉』(以上講談社) |
税込価格 | 792円(本体価格720円) |
内容 | 「職人」こそは、日本が世界に誇れる最高の財産である。現代まで脈々と受け継がれる「匠」の魂と技を、渾身の力で描き出す。 |
匠=職人。その熟練の技は神話の時代から感動と尊敬の念を人々にもたらしてきた。精魂込めた「本物」を生み出す彼らの姿は、絶やしてはならない「ものづくり」の喜びを教えてくれる。日本酒、漆器、和紙、茅葺、金箔、和ろうそく、織物、仏像と修理、人形、日本刀、花火、陶芸――世界でも有数の伝統は、最先端の技術と共存しながら、今なお受け継がれている。それこそは日本の尊き美質であり、国を支えてゆく礎となる。地道な努力を厭い「楽して儲けたい」という現代の風潮を憂える著者が、日々研鑽を重ねる職人たちに迫った。
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戦後、吉田茂と白洲次郎は荒廃の極みにあったわが国土を前にして、それでもそこにまだ「日本人」が残っていることに一筋の光明を見出した。それは匠の伝統を受け継いだ、手先が器用で我慢強く、向上心旺盛な、世界有数の勤勉な国民である。日本には天然資源はない。しかし「日本人」がいる。それを誇らずして何を誇ろう。(「まえがき」より一部抜粋)
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