書籍
- 発売日
- 2010年05月28日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-77839-6
安奈淳物語 私は歌う、命ある限り
著者 | 北康利著 《作家》 |
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主な著作 | 『白洲次郎 占領を背負った男』(講談社) |
税込価格 | 1,430円(本体価格1,300円) |
内容 | 「人生に無駄な時間は一秒もない」。宝塚歌劇のスターとして一世を風靡した後、闘病生活を経て、見事に蘇生した安奈淳氏の人生ドラマ。 |
歌ってよし、踊ってよし、ピアノを弾かせてよし。宝塚歌劇の黄金時代を築いた名声は、退団後の彼女(安奈淳)の舞台人としての未来の豊穣さを約束していた。
ところが突然、彼女を病魔が襲う。病院に担ぎ込まれた時には、「あと1時間入院が遅れていたら命はなかったでしょう」と医師に言われたほど重篤な状況であった。その病気の名は、「全身性エリテマトーデス」。膠原病と呼ばれる病気の一形態とされる。安奈はこの絶体絶命のピンチから、持ち前の負けん気と努力で這い上がり、再びスポットライトを浴びるまでに回復していく。
――清く、正しく、美しく。これは宝塚歌劇団の創立者・小林一三翁の遺訓であるが、安奈に関して言えば、“強い”という言葉のこれほど似合う女性もいないだろう。まさに彼女は実生活においても“オスカル”であり続けていたのかもしれない。本書はまさに、不屈の魂を持った強き女性の物語である。(「プロローグ」より抜粋)
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