2010年 中国が牙をむく
発売日
2008年10月22日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-70362-6

2010年 中国が牙をむく

著者 石 平著 《評論家》
主な著作 日本と中国は理解しあえない』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 北京オリンピックを終えた中国は、露骨な軍事路線に走る可能性が高い。「帝国への覇権」か、「崩壊への道」を歩むのか。その行方を読む!



 北京五輪という世紀の祭りが終わった後の中国は、どのような方向へ向かっていくのか。国威発揚のため、無理に無理を重ねてきた中国共産党は、表向きの成功とは裏腹に「大きな影」も抱えている。経済と社会のひずみがさらに増大したとき、中国は露骨な軍事路線に走る可能性が高い。そしてその矛先は2010年を境として、台湾に向かう可能性が否定できない。

 「帝国への覇権」か「崩壊への道」を歩むのか。本書はまず、経済・社会・政治などの各方面における「中国の2008年」の意味を解析し、この国の抱える諸々の矛盾と難題の全体像を提示する。そのうえで著者が3名の専門家、中嶋嶺雄、櫻井よしこ、中西輝政の各氏と共に、インタビュー(対談)の形で歴史的視点から、日本的視点から、そして文明史と国際政治全体からの「中国観」および「中国観察」を提示していく。中国はどうなるか、という重大な難問への解答に、気鋭の評論家が正面から立ち向かう一冊!