貧者切り捨ての国、日本
発売日
2008年12月09日
判 型
B6判変型並製
ISBN
978-4-569-70422-7

貧者切り捨ての国、日本

著者 亀岡秀人著 《東京新聞生活家庭部記者》
主な著作 [カラー図解]こんなに違う! もらえる年金』(PHP研究所)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 高騰する原油、諸物価、社会保険料、税金などの隠れた仕組みを明らかにしつつ、世界第2位の格差社会を生き抜く術を提示する。



 「年収200万円以下、1000万人」「20%の勝ち組が総所得の50%」「ひとり家族時代が都市を襲う」……3人に1人が正社員になれず、非正規と呼ばれる働き手となった日本に未来はあるのか!? 気鋭のジャーナリストが日本経済に巣食う病理と未来への処方箋を開示する。

 内容例を挙げると、◎刑務所にあふれる受刑者、刑務所が最後のセーフティーネット ◎2000年には100倍を超えた所得格差 ◎労働関連条約にひとつも批准していない、世界でもまれな国 ◎格差の固定化、大卒と中・高卒の生涯賃金差は1億円 ◎食料品の値上げと自給率、ないないづくしの農業の果て ◎増殖し続ける医療難民 ◎グローバル化が襲う貧困等々

 年金など社会保障の教育も行わず、制度を複雑化させ、国民が理解できないままで問題なしとしてきた日本。しかし、財政難から社会保障を切り詰めるとなった途端、国民を自己責任という名の下に切り捨てる。日本を憂う人必読の一冊!!