書籍

- 発売日
- 2009年04月20日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-70685-6
白いツツジ
「乾電池王」屋井先蔵の生涯
著者 | 上山明博著 《ノンフィクション作家》 |
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主な著作 | 『発明立国ニッポンの肖像』(文藝春秋) |
税込価格 | 1,870円(本体価格1,700円) |
内容 | 長岡藩士の家の没落など、幾多の困難に見舞われながらも、乾電池開発に情熱を注いだ「乾電池の始祖」屋井先蔵の波乱の生涯を描く。 |
乾電池は日本人の発明です!
世界に先駆けて乾電池を発明した屋井先蔵(やい・さきぞう)は1863年、長岡に生まれる。先蔵の足跡は、これまで地元でもあまり知られていなかった。
天体のように動力がなくても動く機械。ひとりの青年が思い描いたのは永久機関の発明だった――。試行錯誤を繰り返し完成した乾電池。乾電池は日清戦争で用いられ、それまでの液体電池、湿電池を超える性能は当時の記事に「厳冬の戦地で大活躍! 世界一の“屋井乾電池”極寒の地でも氷結せず」と見出しを飾り、高く評価された。
先蔵が、上京時に、三国峠を越え、残雪の残る山肌を振り返ったとき、それが白いツツジのように見えたという。故郷のことを忘れることのないよう、都内の自宅に白いツツジを植え生涯愛したという。
先人未踏の道を情熱で拓き、幾多の困難を夢みる力で乗り越え、発明で国の誉れとなることを希求した市井の大発明家。その波乱の生涯を描いた感動作。
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