「アエラ族」の憂鬱(ゆううつ)
発売日
2009年09月15日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-70885-0

「アエラ族」の憂鬱(ゆううつ)
「バリキャリ」「女尊男卑」で女は幸せになったか

著者 桐山秀樹著 《ノンフィクション作家》
主な著作 『ホテル戦争』『旅館再生』(以上角川書店)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 「こんな時代にキャリアアップは可能?」「アラフォーだけど、やっぱり子供は欲しい」……。『アエラ』を愛読する彼女たちに明日はあるか。



 「アエラ族」とは、朝日新聞出版が発行する週刊誌『AERA』でたびたび特集される20代後半~40代の女性読者を指す。その条件として想定されているのが、(1)高学歴、(2)未婚、(3)キャリア・ウーマンとして中間管理職の地位についている、女性たちである。彼女たちは、「結婚して、子供を産み育てる」といった従来の価値観とは一線を画し、ブランド品のショッピングや海外旅行を気軽に楽しむライフスタイルを満喫してきた。

 だが著者は、同誌の誌面を目にするたびに、「こんな女性たちが、どれほどいるのか。いたとしても、それは幸福なことなのか」と疑問を抱いてきた。ひるがえって今日、急変した経済環境のなかで、「アエラ族」は微妙な立場にある。この先もキャリアを積めるのだろうか。「婚活」を始めたけれど、イイ男は売約済み。気がつけばアラフォーだけれど、子供は欲しい……。そんな彼女たちの「憂鬱」に焦点を当てつつ、真の幸せへのヒントを提示。