渡部昇一の戦国史入門
発売日
2015年01月05日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76301-9

渡部昇一の戦国史入門
頼山陽「日本楽府(がふ)」を読む

著者 渡部昇一著 《上智大学名誉教授、評論家、英語学者》
主な著作 渡部昇一の古代史入門』(PHP研究所)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 武士の眼から見た戦国乱世とは、いかなる時代だったのか。応仁の乱から信長の台頭、秀吉の朝鮮出兵までを躍動的に描くシリーズ完結編!



 日本の歴史において特筆される66の出来事を、見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。

 それまで断片的な歴史の書物や、『大日本史』『本朝通鑑』のような数百巻におよぶ大部の書籍以外に存在しなかった「日本通史」を、広く一般の人々にまで伝える画期的なものであった。

 内容が短く、何より手に取りやすい絵巻物を見る如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。

 本書は、「赤松満祐の反逆」「北條早雲出現の背景」「大内氏を滅亡に導いたもの」「倭寇の血をひく鄭成功の活躍」「北国の虎・上杉謙信」「桶狭間の戦いは、なぜ成功したか」「朝鮮出兵と織豊時代の終焉」などを収録。

 下克上の応仁の乱から信長の台頭と滅亡、秀吉の天下統一、朝鮮出兵まで、江戸期の武士の眼から見た“戦国乱世”が鮮やかに甦る!

 『甦る日本史[3][戦国・織豊時代篇]』の新版を再文庫化。