文蔵 2016.4
発売日
2016年03月15日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76514-3

文蔵 2016.4

著者 「文蔵」編集部編
税込価格 682円(本体価格620円)
内容 【ブックガイド】運動部vs文化部「五番勝負」 この春、「部活小説」が読みたい! 藤田香織 【連載小説】葉室麟「墨龍賦」/長岡弘樹「影絵のミザンセヌ」/澤田瞳子「火定」/柴田よしき「わらし花子と涼菜の憂鬱」 ほか



 【ブックガイド】運動部vs文化部「五番勝負」 この春、「部活小説」が読みたい! 藤田香織
●[先鋒]野球部vs演劇部 ままならぬ状況、からまわる自意識!?
●[次鋒]男子チアvsものづくり研究部 男でも女でも、やりたいことをやればいい!
●[中堅]剣道部vs文芸部 恋愛なんて御免、恋愛とは無縁!?
●[副将]掃除部vsぼっち部 未知なる世界と想像が広がる楽しさを実感!
●[大将]応援部vs同好会 大人になったからこそ「部活」がしたい!

 【連載小説】
●山本一力 桃薫る その二 献残屋佐吉御用帖 2 操之介は関宿藩の用人に、碁友・庄之助が仕切る大木屋について尋ねられる。
●葉室 麟 墨龍賦 6 斎藤道三が記したという美濃譲り状を求め日饒上人を訪ねた友松だったが……。
●長岡弘樹 脆いフッテージ(中) 影絵のミザンセヌ 7 南雲は賭場のシーンで、共演女優に本当に賭けをすることを持ちかける。
●澤田瞳子 生の証 火定 7 次々と病人が運び込まれ多忙を極める施薬院に、助っ人が現れるが。
●服部真澄 第三章 足利尊氏、直義の夢中 その四 夢窓 10 現帝の関東行幸が計画される中、ついに足利兄弟に綸旨がもたらされる。
●坂木 司 山の学校 18 テルたちは、負傷して動かない田中の持ち物を改めた。出てきたのは……。
●柴田よしき 第七章 幸福の青い鳥(2) わらし花子と涼菜の憂鬱 34 「あなたがうざかった」。涼菜にそう告げたやえはさらに衝撃の事実を語る。

 【連載エッセイ】
●中江有里 旅の途中 晴読雨読 13
●北大路公子 ぞるぞる 私のことはほっといてください 22

 【話題の著者に聞く】
●風野真知雄『女が、さむらい』 現代の世相を反映しつつ、女性剣士ならではのアクションを
●福澤徹三『侠飯(おとこめし)』料理も小説も制約の多いところに創意工夫が生まれる