書籍

- 発売日
- 2017年12月28日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-76782-6
世界を変えた暦(こよみ)の歴史
著者 | 谷岡一郎著 《大阪産業大学学長、社会学者》 |
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主な著作 | 『「社会調査」のウソ』(文藝春秋) |
税込価格 | 748円(本体価格680円) |
内容 | あらゆるもの(宗教、階級、文化、経済)のルーツは月と太陽といわれる。暦がどう影響を与え発展していったか考察し世界史を読み通す。 |
古代マヤ文明や古代オリエント文明では驚異的な天文知識があり、暦に関する仕掛けや工夫が多く存在した――そう聞くと、すごい!と感じてしまうほど現代は暦の常識から遠ざかっているが、暦によって農業の生産力を高められたし、暦を司るものは権力を確実にした。つまり、集団を統治するうえで重要なものだったのだ。それらが構築され、洗練されることで集団は「社会」へと発展していく。
では、暦は社会とどのような関係があったのか。歴史的には古代に遡る。世界各国で影響を与えていたが、たとえば古代ギリシャでは、リュディア軍とメディア軍が、太陽が隠れたのを見て両軍はおののく。そして武器を捨てて和平に合意した。これは科学者タレスが日食を的中させ利用したものだった。
暦が果たす役割を歴史学的にはあまり重要視されてこなかったが、本書では社会誕生のプロセスに焦点を当てて、暦の影響力を考察する。
文庫書き下ろし。
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