最強の教訓! 世界史
発売日
2018年10月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76856-4

最強の教訓! 世界史

著者 神野正史著 《河合塾世界史講師》
主な著作 「世界史劇場」シリーズ(ベレ出版)
税込価格 990円(本体価格900円)
内容 決して「戦略」を見失わず、ドイツ統一を達成したビスマルク。片や連戦連勝なれど戦略を見失い失敗した上杉謙信――偉人の叡智に学ぶ。



 1866年、プロシア宰相ビスマルクは、戦争で大勝したオーストリアと、驚くほど軽微な賠償条件で講和を結ぶ。不可解に思う国王ヴィルヘルム1世にビスマルクは説く。「陛下。我々の最終目的を忘れてはなりませぬ」。一見惰弱にも見えるこの講和条件は、「戦略」を見据えることの重要性を示していた。このような現代人が歴史に学ぶべき教訓15を、超人気予備校講師が語る。
●なぜミルティアデス(ギリシャ)は兵力2倍の敵に勝ったのか――「最大の危機こそ好機」 
●百戦百勝のハンニバル(カルタゴ)はなぜ最後に敗れたのか――「勝てば勝つほど敗北へ近づく」 
●劉邦はなぜ、あらゆる面で自らを凌いでいた項羽に勝てたのか――「才ある者に任せよ」 
●タフマースブ1世の大逃亡は、なぜサファヴィー朝を救ったのか――「押さば引け、引かば押せ」 
●日露戦争に勝利した理由の「6割は運」、残りの4割は?――「天は自ら助くるものを助く」