文蔵2019.11
発売日
2019年10月15日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76933-2

文蔵2019.11

著者 「文蔵」編集部編
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 【特集】令和の新しい人間関係を読み解く「恋愛小説」の新潮流▼【ブックガイド】時代によって変わるもの、変わらないもの▼【連作読切小説】乾くるみ カラット探偵事務所の事件簿Season3▼【連載小説】●朝井まかて「朝星夜星」●坂井希久子「雨の日は、一回休み」●宮部みゆき「きたきた捕物帖」 ほか



 【特集】令和の新しい人間関係を読み解く「恋愛小説」の新潮流
●【インタビュー】竹宮ゆゆ子 恋愛小説の「ふり」をして人間の生き様を描きたい
●【インタビュー】佐々木愛 ひとつの失恋を食い尽くすまで考えて、小説として表現したい

 【ブックガイド】時代によって変わるもの、変わらないもの 「恋愛の多様性」を感じさせる十の物語…吉田伸子 時代の変化が新しいスタイルを生む/ベテラン作家が描く女性同士の鮮烈な愛/男女の"関係"を真ん中に据えた物語/愛の地獄と深淵を垣間見る

 【連作読切小説】乾くるみ カラット探偵事務所の事件簿Season3 File15告白のオスカー像 クリスマス前のカラット探偵事務所に舞い込んできた奇妙な依頼とは?

 【連載小説】
●朝井まかて 朝星夜星3 丈吉は、自宅で西洋料理屋「良林亭」を開業するが、客はやってこなかった。
●坂井希久子 時雨雲(前編) 雨の日は、一回休み 3 かつて猛烈社員だった獅子堂は出世競争に敗れ、漫然と過ごしていた。
●あさのあつこ おいち不思議がたり 旅立ち篇 4 長崎帰りのおいちの兄・田澄十斗が、父松庵に弟子入りしたいと言い出す。
●西條奈加 六つの村を越えて髭をなびかせる者 8 徳内はウルップ島に残されたロシア人から、故国へ帰してと頼まれる。
●宮部みゆき 冥土の花嫁 その三 きたきた捕物帖 15 文庫はいわい屋の人々に喜んでもらえた。北一は祝言の席に挨拶に出向く。
●山本一力 緋色の壺 その二 献残屋佐吉御用帖 30 扇屋の番頭が寺田屋当主にいち早く伝えたかったのは、佐吉の評判と……。
●宮本昌孝 天離り果つる国 37 七龍太が、家康の意を受けた者と岡崎に出向き、戻ってきてみると……。

 【話題の著者に聞く】青山美智子『鎌倉うずまき案内所』 「はぐれる」からこそ見えてくる幸せを描きたい