人の心は歩く早さがちょうどいい
発売日
2010年04月16日
判 型
B6判変型上製
ISBN
978-4-569-77775-7

酒井雄哉大阿闍梨 巡礼記
人の心は歩く早さがちょうどいい

著者 酒井雄哉著 《天台宗大阿闍梨》
主な著作 『一日一生』(朝日新聞社)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 歩くことは人生の縮図。歩くことで、初めて見えてくるものがある。日本、そして世界を歩き続けた大阿闍梨が語る人生の知恵。



 毎日山を歩いていると、いつの間にかその道に合った呼吸や体の動きをするようになっていた。技を磨くには、特別強くなったり、他人のまねをする必要はなく、ただ、一生懸命練習すればいい。同じことを繰り返すことで、技は磨かれていくんだよ。

 人生の予期せぬ出会いって、鮮明に印象に残るんだな。「何月何日に通るからみんな待ってましょう」と前もって計算されたものじゃなくて、偶然の出会いや出来事が、人生では大切なんだと思うよ。そういう偶然を活かすことを、思い切ってやってみることだよな。

 

 千日回峯行を二度満行し、その後も、日本、そして世界を巡礼するなど、歩くことにこだわり続けている酒井大阿闍梨。歩くことで学んだこと、見えてきたこととは何か? 「現代の生き仏」が語る人生の知恵。