天下りの真実
発売日
2010年04月15日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-77837-2

天下りの真実
12兆円もの血税を使う「公益法人」の通信簿

著者 市村浩一郎著 《衆議院議員》
主な著作 日本を元気にするNPOのつくり方』(PHP研究所)
税込価格 1,980円(本体価格1,800円)
内容 4,500もの公益法人に25,000人もの官僚OBが天下っている実態を白日の下にさらすとともに、天下り根絶の改革案を示す衝撃の書。



 天下りとは何か。著者は「官僚機構による、組織的かつ慣行的かつ保身的な斡旋や呼び寄せ行為」と定義。その弊害とは、「官公庁は、天下り先を確保するために、競争入札ではなく随意契約で高額の業務委託や工事費の契約を行なったり、補助金を交付する。そこには強固な癒着が生まれ、実を結ばない活動におびただしい税金が使われている」と著者は指摘する。その税金なんと12兆円以上!

 本書は、2009年11月に民主党が衆議院事務局に命じて調査された『国家公務員の再就職状況に関する予備的調査』なる報告書を基軸に、官僚出身の民主党議員への取材を重ねたうえで、「公益法人」「外郭団体」と呼ばれる組織の実態から、公務員制度の弊害までやさしく解説。さらに、4504団体にものぼる公益法人を官庁別にリストアップし、天下り役員比率、随意契約・補助金率の詳細を開示。いままでベールに包まれていた「聖域」についにメスが入る!