江戸の怪談絵事典
発売日
2012年04月02日
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-78225-6

こわい! 不思議!
江戸の怪談絵事典
お化け・妖怪から怪奇現象まで

著者 近藤雅樹監修 《国立民族学博物館民族文化研究部教授》
主な著作 お化け大図鑑』、『伝説の生き物大図鑑』(PHP研究所)
税込価格 3,080円(本体価格2,800円)
内容 「番町皿屋敷」「牡丹燈籠」などの怪談を、さわりを描いた浮世絵とともに紹介。お化けの因果など、当時の人たちの怖れがわかる。 



 「一枚、二枚~」と井戸から皿の数をかぞえる女の声が聞こえる話、毒をもられて無念のうちに死んだ女が、幽霊になってうらみを果たす話、釣った魚を持ち帰ろうとすると、堀の中から「置いていけ、置いていけ」という声が聞こえる話……。江戸時代に庶民に広がった怪談や怪奇現象を、その話のさわりの場面をえがいた浮世絵とともに紹介。夜は闇だった当時、お化けや幽霊をどのように怖れていたのか、昔の人たちの気持ちや価値観がわかります。

 [第1章]おそろしいお化けの話……皿を数えるお化け/どこまでも追ってくるお化け/へびに変身するお化け 他 [第2章]不気味な妖怪の話……骸骨の兵隊/つづらの中の妖怪 他 [第3章]七つの不思議な場所の話……つった魚をほしがる声/追いかけてくる音/天井から下りてくる大足/うらみを表す葉/不幸を呼ぶ店 他 [第4章]化け物屋敷の話……肝だめしの後に/化け物の足あと/逆さになった女の首 他