未来への旅を続けよう
発売日
2013年06月24日
判 型
A5判変型並製
ISBN
978-4-569-78329-1

未来への旅を続けよう

著者 谷郁雄著 《詩人》
主な著作 『深呼吸をして』(ピエブックス)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 蝶になる日を夢みる中高生の心に吹く風のような詩集です。楽しいから笑っているわけじゃない、誰とも話したくない日の心の養分にも。



 『深呼吸をして』(ピエ・ブックス)、『透明人間⇔再出発』(ミシマ社)など、話題の詩集の著者、谷郁雄さんの最新詩集。今回のテーマは学校、または中高生です。現役の中高生には客観的な視点と何らかの気づきをもたらし、かつて中高生だった人には共感と懐かしさを味わわせてくれる詩集です。

 毎日横を通る中学校から聞こえてくる授業をする先生の声。窓でゆれるカーテン。休み時間に響く子どもたちの話し声や明るい笑い声。「進路」という言葉が重くて、「将来」という言葉がプレッシャーだったという谷さんには、そんな中学生たちの声や姿に「うまくいっているのかい?」という気持がわいてくるそう。何もないような日常でも、うまくいかなくて紆余曲折しながらでも、「明日」へ、「未来」へつながっていくかけがえのない時間を、ブックデザインの寄藤文平さんが、さげさかのりこさんのイラストと、大塚いちおさんのカタチのコラボで表現し、詩の読者を引き込みます。