町家えほん
発売日
2014年06月24日
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-78404-5

町家えほん

著者 山口珠瑛作・絵
松井薫監修
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 「ようおこしやす」おもてで商売をして、奥で生活をするのが町家です。カフェ桜を営む福ねこさんとお豆さんが、町家を案内してくれます。



 おもてで商い、奥で生活をする和の住まい、京町家。「カフェ桜」を営む、福ねこさんとお豆さんが、町家を案内してくれます。奥に細長い町家ならではの、暮らしの工夫や知恵をみていきましょう。

 みせの間から入り、だいどこ、奥の間を通ると、前栽(庭)があります。暑い日に、前栽と家の前に交互に打ち水をすると、風が通って、奥の間やだいどこが涼しくなります。土間のだいどこである、はしりにわは、天井が高く光が入ります。2階へ上がる階段は、箱階段で、長い物がしまえる収納スペースになっています。

 巻末には「町家ものしり手帖」付き――町家のうつりかわり/格子でわかるお商売/はしりにわの工夫/夏の建具替え/町家の戸は変幻自在/町家の戸は、からくりじかけで防犯もばっちり!/火事でも守ってみせる!「蔵」 など

 建物のパースを正確に描きつつも、町家のもつ風情を存分に表現した、子どもから大人まで楽しめる、ちしきえほんです。