書籍

- 発売日
- 2018年01月23日
- 判 型
- A5判上製
- ISBN
- 978-4-569-78734-3
王さまのスプーンになったおたまじゃくし
著者 | さくら文葉作 佐竹美保絵 |
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主な著作 | 『<佐竹・好評既刊>くものちゅいえこ』、『ニコニコ・ウイルス』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,210円(本体価格1,100円) |
内容 | いつもおなかをすかせているくいしんぼうのおたまじゃくしは、おいしい料理を食べている王さまのスプーンになりたいと思いました。 |
「どこかにおいしいものを思うぞんぶん食べられるところはないかしら?」おなかをすかせたおたまじゃくしはいつも思っていました。それを聞いた川辺のやなぎは、お城の王さまならおいしいごちそうを食べていると教えてくれました。そしてやなぎは、北風におたまじゃくしを冷たい風でコチコチに固めて、王さまのお城へと運ぶようにお願いしました。
一方、お城の王さまは広い食堂で一人さびしく食事をしていました。そこへ、スプーンになったおたまじゃくしがやってきました。王さまがスープを飲もうとすると、その前にスプーンになったおたまじゃくしは、ペロリと飲みこんでしまいました。王さまは不思議に思いながらも、次に運ばれてきたビーフシチューを食べようとしました。ところが、スプーンになったおたまじゃくしが先に食べてしまうので、やはり王さまの口には何も入ってきません。ついに王さまは、スプーンがおかしいことに気がついてしまいました。
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