円高は日本の大チャンス
発売日
2010年12月13日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-79415-0

円高は日本の大チャンス
「つくって売る」から「買って儲ける」へ

著者 堀川直人著 《国際金融アナリスト》
主な著作 国債大暴落の恐怖』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 円高で日本経済は本当に亡びるのか? 円高を逆手に取る構造改革の全貌を具体的に提示しながら、日本国民の意識改革を図る啓発書。



 ──(N君) まだ間に合うんでしょ? お金の流れを変えれば日本は再び昔日の豊かさを取り戻せる、というのが先輩の考えなんでしょ?

 堀川 それは、中国に向かって流れている短絡水路を強引に日本に引っ張ってくる、ということではない。別の源泉からお金の流れを引いてきて、いまある支流に合流させ、以前にも増した大河にする。

 いま、日本は大きな環境変化に直面している。その一つが、資源戦争だ。これは、日本にとって危機であると同時に、大きなビジネス・チャンスでもある。いわば、大きなお金の流れをつくる水源だね。

 第二の水源は、円高を利用したM&Aから生まれるものだ。第三の大きな水源は、第二の水源が誘い水となって出現する、金融立国の流れだね。これは……

 かくして著者と大学生の真剣かつリアルな議論は続く!