刑務所の経済学
発売日
2011年11月21日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-80161-2

刑務所の経済学

著者 中島隆信著 《慶応義塾大学商学部教授》
主な著作 『大相撲の経済学』『お寺の経済学』『障害者の経済学』(以上東洋経済新報社)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 裁判には何が求められているのか、刑務所や少年院は犯罪抑止や矯正に役立っているのか。経済学の目から分析し、日本の刑事政策を問う。



 300円の万引きの後始末にかかる税金は130万円!!

 これだけの費用をかければ犯罪者は本当に更生・社会復帰できるのか。

 刑務所や少年院の役割を考えたことがあるだろうか。罰を与える施設なのか、それとも矯正するための施設なのか。

 そうならば、犯罪抑止力、社会復帰のための施設として、現代の社会にあっているだろうか。またわれわれは、失敗を赦す社会を目指すのか。徹底して排除する社会を目指すのか。それによっても変わってくるだろう。

 日本の刑事政策を経済学の立場から鋭く分析し、より合理的な視点で裁判や刑務所のあるべき姿を提言する。