仲代達矢が語る 日本映画黄金時代
発売日
2013年01月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80418-7

仲代達矢が語る 日本映画黄金時代

著者 春日太一著 《ノンフィクション作家》
主な著作 『天才 勝新太郎』(文春新書)
税込価格 858円(本体価格780円)
内容 勝新太郎ら名優たちとのエピソードを交えて、演技や映画を論じる。黒澤明ら名監督との出会いや仕事、京都撮影所、時代劇についても語る。



 役者になって60年。今年80歳を迎える仲代達矢がこれまでの作品を振り返る。

 日本映画は昭和20年代から30年代を中心に黄金時代と呼ばれる。ちょうどその頃、仲代達矢はデビューした。

 俳優座養成所でのこと、小林正樹、岡本喜八、黒澤明ら名監督との出会い、高峰秀子、原節子、勝新太郎といった有名俳優との仕事などを回想する。

 映画会社の専属にならない、当時としては珍しいフリーの立場を貫いた。一年の半分を映画、もう半分を舞台ときっちりわけて仕事をしてきた俳優だからこそ、日本映画の盛衰を冷静に見ていた。現在の映画界についても鋭く語る。