「あまった食べ物」が農業を救う
発売日
2012年05月18日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80420-0

「あまった食べ物」が農業を救う
ウンコと生ゴミを生かす循環社会

著者 山田浩太著 《農業コンサルタント》
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 自給率4割、食料の3割近くを捨てる国、日本。そのあまった食べ物と家畜のウンコが、化学肥料が枯渇する未来の日本を救う。



 国全体で6割の食料と、大量の肥料を輸入し、その後食料の3割近くを廃棄する国、日本。一方でほとんどを海外に依存している化学肥料は、すでに入手困難が指摘されるものもあり、国際関係の動向にも大きく左右される。膨大な無駄と深刻な危機を乗り越えるのは、生ゴミや家畜糞をきちんと発酵させ、有機質肥料として活用する社会だ。さらに「有機農業」の危険性にも注意を払いつつ、自ら循環型農業に取り組む農業コンサルタントが語る。

 ■なぜ野菜は美味しくなくなったのか――発酵の話 ■塩基置換容量――肥料の器の大きさ ■「有機農業は儲からない」は嘘 ■コメを無農薬で育てる ■循環ネットワークの構築――メリットがないと人は動かない ■幼稚園で農業実習――母親の半分が泣いた ■農業が高齢化社会を元気にする