日本人の美徳を育てた「修身」の教科書
発売日
2012年04月13日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80455-2

日本人の美徳を育てた「修身」の教科書

著者 金谷俊一郎著 《歴史コメンテーター》
主な著作 『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』(ナガセ)
税込価格 814円(本体価格740円)
内容 生きるうえで最も大切でありながら、戦後教えられなくなった「大切なこと」がある。戦前の教科書から秀逸な話を選りすぐって紹介する。



 二〇一一年三月十一日の東日本大震災で、日本人の美徳があらためて世界中から賞賛された。その素晴らしい精神を育んだものが、かつての初等教育の充実だったのではないか。

 生きるうえで最も大切なことなのに、戦後日本では教えられなくなった「修身」。本書は戦前の教科書「尋常小学修身書」四~六学年のテキストを、読みやすい現代語訳にしたもの。軍国主義的な内容など、「毒」の部分は丁寧に取り除いて、各項目ごとに解説を付す。ロベルトソン号乗組員を救出した宮古島の人々の話、日本ではじめて太平洋を横断した勝海舟の話、沈みゆく潜水艇と乗組員の話、……世界の人が感動し、戦前までは全児童が読み継いできた素敵な日本人の物語――いまだから読んでおきたい、孫の世代に伝えておきたい感動のエピソードを多数収録。「修身」のほぼすべてが、この一冊のなかに。