書籍

- 発売日
- 2012年09月14日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-80826-0
事故がなくならない理由(わけ)
安全対策の落とし穴
著者 | 芳賀繁著 《立教大学現代心理学教授》 |
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主な著作 | 『失敗のメカニズム』(角川ソフィア文庫) |
税込価格 | 814円(本体価格740円) |
内容 | 低タールたばこががんを増やす? 安全なクルマが乱暴運転を促す? 事故や失敗の背後に潜むリスク行動をとる人間の心理に光を当てる。 |
高い防波堤が津波の被害を大きくした?! 低タール・低ニコチンの「軽い」たばここそ、危険である。
鉄道やバスの事故、医療事故、原発事故、津波と地震、温泉施設での火事など……事故が起きるたびに、関係者の責任が問われ、規制が強まり、対策がとられる。だが、果たして安全対策によって「安全・安心」は高まったと言えるのだろうか。事故や病気や失敗のリスクを減らすはずの対策や訓練が、往々にしてリスクを増やすことになるのはなぜなのか、考える。
著者は、道路幅が広がればスピードを出す運転手がいるように、立派な防波堤を信頼したがために津波警報でも逃げなかった例をあげ、人間の心理を考えない安全対策では心もとないことに警鐘を発する。内外の豊富な実例をあげながら、人間の心理とリスク行動の謎に光を当て、いかにしてリスクと向き合うべきか、リスク・マネジメントの課題にまで踏みこんでいく。
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