書籍

- 発売日
- 2012年11月16日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-80926-7
空飛ぶ納豆菌
黄砂に乗る微生物たち
著者 | 岩坂泰信著 《名古屋大学名誉教授》 |
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主な著作 | 『黄砂 その謎を追う』(紀伊國屋書店) |
税込価格 | 924円(本体価格840円) |
内容 | 中国奥地から偏西風で日本にやって来る黄砂にカビや細菌が乗っていた! 敦煌と能登半島と立山での調査が解き明かす新事実! |
地球を半周して飛来する黄砂は、微生物たちの格好の乗り物だった! 中国奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠から偏西風によって日本の上空に飛来してくる黄砂に、カビや細菌類が付着していることがわかってきた。黄砂が含む水分やミネラルが、長距離を移動する微生物たちにとってとても具合がよかったのである。
黄砂からどのような微生物たちが見つかったか。微生物たちが長距離を移動する間に起きる化学的・生理学的変化とは何か。黄砂が落ちる場所で微生物たちがもたらす生態系、農業、人間や家畜の健康への影響とは何か。
「黄砂に乗る微生物」をめぐり、科学者たちの探求が始まった。
☆ 黄砂が飛んでくると、微生物の量が5倍にふえる
☆敦煌の上空を飛ぶ黄砂の10%にカビや細菌が付着
☆金沢や能登の上空の黄砂でも、微生物を採集
☆標高3000mの立山の積雪から、黄砂と微生物を採集
☆生態系、健康への影響はこれからの研究課題
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