じぶんのための子守歌
発売日
2013年09月09日
判 型
B6判並製
ISBN
978-4-569-81140-6

じぶんのための子守歌

著者 工藤直子著 《詩人 童話作家》
主な著作 『のはらうた』(童話屋)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 心の声を受け止めて、本来の姿を取り戻し、毎日が楽しくやさしい自分になるために、 『のはらうた』の作者が贈る大人のための『人生の歌』。



 表題「じぶんのための子守歌」には、「人」ってせつないね、さびしいね、がんばるね、けなげだね、と歌っている。「ひと」っていじらしいという想いを全篇通して伝えています。

 今年で78歳を迎えた著者は――子どもの頃のじぶん自身の中身は「なぜ」「どうして」「ふしぎだな」でできていた。歳を重ねながら忘れたもの、加わったもの……いまの自分を見つめると、「こんにちは」と「さようなら」それがいまのわたしの中身だ――語り、海の波がきりなく寄せては引く感じが、「今を生きる」ということなのだと言うのです。

 生きとし生きるモノが出会いと別れを繰り返し、愛しいものを探し求める、それが人生なのでしょう。累計100万部を超えた『のはらうた』が子どもの心を代弁した「うた」だとしたら、本書は、ひとへの思いをユーモアを込めてうたい続ける、大人のための「人生の子守歌」です。