駐日米国大使ジョセフ・グルーの昭和史
発売日
2013年03月13日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-81179-6

駐日米国大使ジョセフ・グルーの昭和史

著者 太田尚樹著 《東海大学名誉教授、青山学院大学兼担講師》
主な著作 『満州裏史』(講談社)
税込価格 1,870円(本体価格1,700円)
内容 昭和7年から17年まで日本に滞在した駐日米国大使の目から見た日本の真実。激動の中、天皇、軍部、政治、民衆をどう見ていたのか。



 天皇を敬慕し、日米開戦回避に奔走したアメリカ人がいた――。

 太平洋戦争前夜の真実が、いま明かされる。

 満洲国が建国された昭和7年、アメリカ大使として東京に着任してきたジョセフ・C・グルー。数々の忌まわしい事件や出来事を身近に見つめ、日米交渉が暗礁に乗り上げたさなか、ローズヴェルト大統領、ハル国務長官に強く進言して戦争回避に努めた大使である。戦後は日本の天皇制存続、天皇の免責に腐心したことでも知られている。

 本書は、ワシントンの国立公文書館で公開されている機密文書、外交文書、大統領やマッカーサー元帥との書簡、対日ソ連側資料などを多角的に織り交ぜ、グルーの足跡を辿りながら、新しい「昭和史」をひもとくものである。