侵(おか)される日本
発売日
2014年03月13日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-81731-6

侵(おか)される日本
われわれの領土・領海を守るために何をすべきか

著者 山田吉彦著 《東海大学海洋学部教授》
主な著作 『日本は世界4位の海洋大国』(講談社+α新書)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 エネルギーの約9割を海外に依存している日本のシーレーンは大丈夫か? 気鋭の海洋学者が日本の海と島の現実を伝え、警鐘を鳴らす。



 多くの日本人はこの国が平和な国であると考えているようだが、残念ながら、現実は違う。この国は、領土紛争を抱えた国なのである。

 第二次世界大戦終戦直後、北方四島はソビエト社会主義連邦共和国によって軍事占領され、17,000人の国民が故郷を奪われ、現在もロシアに支配され問題は解決していない。また、韓国は日本海に浮かぶ竹島を奪い、わがままっ子のように自国の領土だと言い続けている。さらに中国は東シナ海に侵出し、その拠点とすべく尖閣諸島に対し領土的野心を隠していない。

 脅威は海を越え、すでに日本国内にも侵入している。日本の土地が外国人により買い漁られ、さらに多くの不法入国者、不法滞在者が後を絶たず、治安上の問題も多い。

 日本に平和を取り戻すためには、領土問題を解決するとともに、他国の野望を阻止することが不可欠だ。現実を知り、日本としても意思、愛国心を明確に持ち、近隣国に対処すべきなのである。(本文より)