書籍

- 発売日
- 2014年07月24日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-81961-7
広島カープ論
蘇る赤ヘル
著者 | 赤坂英一著 《スポーツライター》 |
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主な著作 | 『2番打者論』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,540円(本体価格1,400円) |
内容 | 往年のスターや現役選手など10人に取材をして見えてきた広島カープの姿。なぜこんなにも愛される? そして悲願の優勝はできるのか? |
プロ野球の広島カープはこのところ急激に全国で人気を伸ばしている。地元広島のマツダスタジアムは当然のこと、ヤクルトやDeNAのフランチャイズである神宮球場や横浜スタジアムでも、球場の半分以上がカープのカラーで真っ赤に染まっている。交流戦の西武ライオンズや千葉ロッテもカープとのゲームの入場者数をあてにしているほどだ。カープ女子と呼ばれるカープのユニフォームを着て応援する女性ファンも出現し、球団グッズも驚異的な売り上げをみせ、カープを取り巻く状況は大きく変わっている。いったいなぜ、ここまでの盛り上がりを見せているのか?
理由の一つには、若手選手が急成長していることがある。人気の起爆剤となったマエケンこと前田健太を筆頭に、プリンス堂林翔太、実力も兼ね備えた丸佳浩や菊池涼介ら20代の伸び盛りの選手がひしめいている。
ただ、長年応援してきたファンほど、「今のカープは何かが違う」と思っている。どことなくスマートになったカープは、自分たちが応援してきた泥臭い、汗のしみついたチームとは違う匂いがするというのだ。いまこのチームは大きく変わろうとしている。また、変わらないカープもある。何が失われ、何が残るのか。1980年代からプロ野球の現場を取材してきた著者は、カープの現役選手をはじめ、OB、スカウト、他球団の関係者へ取材を繰り返し、徹底的に考察をこころみた。
最後に優勝した1991年から20年以上経過し、孤高の天才、前田智徳もユニフォームを脱ぎ、優勝を知る現役選手はひとりもいなくなった。はたして広島カープは優勝できるのか?
本書は戦後の被爆地復興の象徴時代を知るファンから社会現象になったカープ女子まで、すべての赤ヘルファンのハートをくすぐる球団論である。
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