面白くて眠れなくなる社会学
発売日
2014年11月18日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-82155-9

面白くて眠れなくなる社会学

著者 橋爪大三郎著 《社会学者》
主な著作 『ふしぎなキリスト教(共著)』(講談社現代新書)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 社会学の第一人者が、社会の仕組みとその背景にある本質(社会のルールの由来)を見事に解き明かす。ベストセラーシリーズ最新刊!



 なぜ社会はこんなふうに成立しているのか?

 社会学は、社会をまるごと考察します。人間が社会を生きていくとき誰もがぶつかる問題を、残らず正面から受け止めます。社会を生きる人間の真実のすがたの、いちばん深いところまで考えて、科学と、科学でない世界の境界ぎりぎりのところを、科学の側から考えていきます。

 その昔、社会学の教科書を、ひと通り読みました。私には使えない言葉が並んでいました。そこで、そういう言葉を使うのはやめ、自分で納得した言葉だけを集めて磨き、自分の社会学をいちから築くことにしました。この本にまとめてあるのは、そうした私の遅々とした歩みの、足跡のようなものです。世界でたった一冊しかない(かもしれない)、これから社会に旅立つ若い人びとのための手引き書です(本書の「はじめに」より)。

 ○本書の目次より

 言語/戦争/憲法/貨幣/資本主義/私有財産/性/家族/結婚/正義/自由/死/宗教/職業/奴隷制とカースト制/幸福/読書案内…