高峰秀子 解体新書
発売日
2015年01月22日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-82234-1

高峰秀子 解体新書

著者 斎藤明美著 《作家》
主な著作 『高峰秀子の流儀』(新潮社)
税込価格 1,980円(本体価格1,800円)
内容 高峰秀子の生き方を遺品や写真で紹介し、体の部位にまつわる挿話も満載。幻の映画デビュー作「母」のDVD付き。ファン垂涎の一冊。



 昭和の日本映画を代表する女優高峰秀子は、子役デビューした者は大成しないというジンクスを乗り越え、五歳で映画初出演を果たして以来、数々の名作に携わってきた不世出の女優です。彼女の映画人生そのものが、日本映画の歴史であると言っても過言ではありません。

 一方で、彼女の魅力は晩年の生き方にも溢れています。女優の名誉をきっぱり捨て去り、エッセイストとしても活躍しながら、身の丈にあった生活をして、八十六歳でその生涯を閉じるまで、限りなく無に近づく老い支度でした。

 彼女の人生は古き良き日本が大切にしてきた暮らし方、日本人の理想とする生き方を体現していました。

 本書はそんな高峰秀子の生き方をキーワードで読み解き、体の部位にまつわるエピソードで解き明かします。

 日本人の理想の生き方、老いの流儀が学べるファン垂涎の一冊です。

 また、本書では高峰秀子、幻の映画デビュー作『母』のDVDが付いており、貴重な映像が楽しめます。