書籍

- 発売日
- 2015年01月15日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-82351-5
古代史の謎は「海路」で解ける
卑弥呼や「倭の五王」の海に漕ぎ出す
著者 | 長野正孝著 《元国土交通省港湾技術研究所部長》 |
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税込価格 | 968円(本体価格880円) |
内容 | 古代の航海技術を考えると、卑弥呼が奈良にいなかったこと、当時「丹後王国」が繁栄していたことがわかる。文献学の壁を破る快作。 |
「魏志倭人伝」によると、卑弥呼の特使である難升米(なしめ)が洛陽まで約2000kmの航海を行ったという。耶馬台国が畿内の内陸にあった場合、彼らは本当に対馬海峡を渡ることができただろうか。またこの時代、瀬戸内海は航路が未開発であったため通ることができず、交易は主に日本海側で行われたと考えられる。当時の航海技術や地形に基づき、海人(かいじん)の身になって丹後半島の遺跡に身に置けば、鉄と翡翠で繁栄する「王国」の姿が見えてくる……。
さらに雄略帝の「瀬戸内海の航路開発」や応神帝の「海運業」、継体帝が拓いた「近畿水回廊」、「大化の改新」の陰に消された「倭京」などの謎を、港湾や運河の建造に長年従事してきた著者が技術者の「知」で解き明かす。ベストセラー『日本史の謎は「地形」で解ける』の著者、竹村公太郎氏も推薦!
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