古代の技術を知れば、『日本書紀』の謎が解ける
正史である『日本書紀』には、なぜ日本海に確実に存在していた海洋王国に関する記述がないのか? 技術者が藤原氏の企みを読み解く。
- 税込価格
- 968円(本体価格880円)
- 発売日
- 2017年10月13日
- 判型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-83713-0

Content
日本最初の正史である『日本書紀』には頻繁に軍隊の派遣がある。当時の交通の技術を考えれば、特に冬季における軍隊の移動が難しいことは明白であるにもかかわらず、なぜ冬場の行軍の記述が数多くあるのだろうか? また、対馬で二世紀ごろから海の安全を祈る太占やアマテラスの信仰が行われていたこと、そして、出雲や丹後が交易で栄えていたことに、『日本書紀』はなぜ触れていないのか? 対馬、壱岐、丹後、敦賀など現地を訪れ、技術者の視点で先入観を排して分析すると、『日本書紀』の実質的な編纂者である藤原氏の深謀が明らかになった。さらに、巨大な大仙陵古墳(伝・仁徳天皇陵)がいかにして建造されたかについても、同じく技術者の視点で考察する。
かつて広島港や第二パナマ運河などの計画・建造に従事した「海の技術屋」が、古代史研究の盲点を突く意欲作。20万部ベストセラー『日本史の謎は「地形」で解ける』著者、竹村公太郎氏推薦!
【目次より】
●出雲はなぜ泡(うたかた)の国とされたのか
●海路でつながる壱岐、沖ノ島の神々
●神功皇后の九州遠征――奪われた九州の遺産(レガシー)
●「倭の五王」の国・出雲王国
●神武東征――国威発揚と国土荘園化
●虚構から現実の歴史に――継体天皇の淀川凱旋
●隠され、無視され続けた古代海洋王国群
●巨大古墳群の謎――百舌鳥・古市古墳群考察
●『日本書紀』の呪縛を解く
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