ハーバードでいちばん人気の国・日本
発売日
2016年01月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-82727-8

ハーバードでいちばん人気の国・日本
なぜ世界最高の知性はこの国に魅了されるのか

著者 佐藤智恵著 《作家》
主な著作 世界のエリートの「失敗力」』(PHP研究所)
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 世界最高学府はいま日本のことをどうみているのか。ハーバード教授陣へのインタビューを通してみえてくる日本の強みとこれからの戦略。



 日本の誇りである「新幹線お掃除劇場」からトヨタのすごさ、世界最古の先物市場・堂島米市場、そして福島第二原発を救った「チーム増田」まで、日本人が想像できないほど、ハーバード大学をいま「日本」が席巻している!

 

 世界最高峰の学び舎がハーバード大学であることに、異論のある人はいないだろう。だが、そのハーバードでいちばん人気のある国が日本、といわれて信じられるだろうか? その証拠に、ハーバードの学生が毎年主宰する日本ツアー「ジャパントレック」は、100人の定員が数分で埋まってしまうという!

 新興国の成長などに比べて目立たない印象もある日本になぜ、ハーバードは学ぶのか? 本書では、自らもコロンビア大学でMBA(経営学修士)を取得した著者が、ハーバード大学経営大学院の教授20 人を直撃取材、その秘密を徹底的に聞き出した。

 世界が絶賛した奇跡のマネジメントから「東洋の奇跡」の解明、じつはすごい日本人リーダーまで、彼らの語る「日本の強み」は私たち自身に誇りと自信を与えてくれるだろう。同時にそれはこれから日本が「課題先進国」として、世界でどんな役割を果たしていくべきか、というヒントにもなるはずだ。

 

 <内容例>参加者に強烈な印象を残す広島での経験/数よりも質で勝負する日本の事例/いまや世界標準は日本の「現場型」リーダーシップだ/オペレーションの教科書として君臨するトヨタ/アメリカより120年前に先物市場をつくった日本/18世紀、日本人の知的水準は圧倒的に高かった/岩崎弥太郎は起業家のロールモデル/日本の官僚の高い倫理観が腐敗を防いだ/六本木ヒルズの最上階に美術館がある理由/「日本が特殊だから」は乱暴な言い訳だ/ANAの国際線進出を遅らせた「45・47体制」/「昭和天皇こそがモラルリーダーでした」/危機を救った増田所長の「センスメーキング」/計り知れないほど尊い日本人の「無私の精神」/高齢化社会は千載一遇のチャンスだ/世界はもっと日本のことを知りたがっている ……ほか