死を迎える心構え
発売日
2016年04月20日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-82769-8

死を迎える心構え

著者 加藤尚武著 《哲学者、京都大学名誉教授、鳥取環境大学名誉学長》
主な著作 脳死・クローン・遺伝子治療』(PHP研究所)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 ヘーゲル哲学研究の第一人者、日本における生命倫理学の開拓者が、今、「死」について確実に語り得ることを考究する。



 1937年生まれである、著者の下にまいこむ講演の演題で、最も希望されるものが、本書のタイトル「死を迎える心構え」である。老人ならずとも、「死」は常に心の中にある問題であり、また、どんなに年を取った老人であっても、経験として語れない現象である。この世に生きている人が、体験として誰も語れない「死」という事実。この問題を、人間は、古来から考え続けてきた。本書では、哲学者として、生命倫理学者として、現在も旺盛な活躍を続ける著者が、古今東西の知見を集約し、「死について確実に語りうること」を、わかりやすく説き明かす。現代人の心に、「死についての哲学」をもたらす、最先端の知が満載された論考。