凛(りん)とした老い方
発売日
2017年11月16日
判 型
B6判変型並製
ISBN
978-4-569-83707-9

凛(りん)とした老い方

著者 金美齢著 《評論家、JET日本語学校名誉理事長》
主な著作 凛とした日本人』、『凛とした生き方』(PHP研究所)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 孤独か、自由か――。それは自分次第です! 老後も元気で誇りある生き方を実践してきた著者による、実例に基づく珠玉のアドヴァイス。



 本書は、いまから約十年前に出版した拙著『金美齢の「老後は人生の総決算」です!』(海竜社)を改題・加筆したものです。ただ、ひとくちに「十年」と言っても、そのあいだに、日本社会の環境は大きく変化しました。

 十年前に本書の元本を出版したときには「人生八十年時代」と言われていたのが、平均寿命の延伸や医療技術の発達により、いまや「人生百年時代」と呼ばれるようになりました。今年の「敬老の日」を前に総務省が発表した推計によれば、前年に仕事に就いていた六十五歳以上の高齢者は、同省の労働力調査で過去最高の七七〇万人に達し、この一年間で三八万人も増えたそうです。

 私は、すべての高齢者が働くべきだとは思いません。ただ、これからも少子高齢化の進展が避けられないのだとすれば、高齢者は意識改革が必要だと思います。「凛とした老い方」を心がけて実践すれば、不安など吹き飛びます。(金美齢/新版のための「まえがき」より抜粋)