大量生産品のデザイン論
発売日
2017年12月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-83739-0

大量生産品のデザイン論
経済と文化を分けない思考

著者 佐藤卓著 《デザイナー》
税込価格 946円(本体価格860円)
内容 ロッテのガム、明治おいしい牛乳など、身近な商品デザインを手掛けてきた著者のデザイン成立までの思考プロセスを明らかにする一冊。



 商品の価値を「見つけ」「引き出し」「つなぐ」――クライアントの声を聴き、すべての「想い」を集約させ、いかに唯一無二のデザインをつくりだすか。「明治おいしい牛乳」「ロッテ キシリトールガム」……ロングセラーとなった商品とデザインの秘密を初公開!

 社会と接点がないデザインというものはない。「デザイン家電」「デザイナーズマンション」……。「デザイン=特別なもの」という視点ではなく、身の回りを眺めると、生活のあらゆるところにデザインは存在している。本書では「価値はすでにそこに存在している」と語る著者が、如何にしてデザインを学び、デザインとは付加価値を与えるものではない、というデザイン論にどのように辿りついたのかを、自身が携わった仕事を振り返りながら明らかにする。

 クライアントと共に商品の魅力をいかに引き出すか――その思考とプロセスは、モノづくりにかかわるすべての人に共感をもって読まれるに違いない。