書籍
![ルーアンの丘[増補新版]](/atch/books/9784569838403.jpg)
- 発売日
- 2017年07月19日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-83840-3
ルーアンの丘[増補新版]
著者 | 遠藤周作著 《作家》 |
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主な著作 | 『深い河』(講談社) |
税込価格 | 1,485円(本体価格1,350円) |
内容 | 遠藤周作の文学の原点、フランス留学時の手記と日記からなる『ルーアンの丘』に留学時代の恋人への情熱的な手紙を加えてファン待望の復刊。 |
遠藤周作は戦後初の留学生として27歳のときフランスに渡った。本書は、遠藤周作の没後に発見されたその留学体験記と結核のために帰国するまでの半年間の日記をまとめた『ルーアンの丘』(1998年PHP研究所刊)に、今回新たにフランス留学時代の恋人にあてた5通の熱烈な恋文を収録して新装復刊するもの。
冒頭は渡航準備の様子が、後の遠藤周作のユーモア小説のように軽妙に綴られている。しかし、客船の最下等の船室や寄港地で、様々な国籍の貧しい人々と関わり、海に沈む戦争の残骸に戦没者の声なき叫びを聞き、経験したことのない悲惨でもっと苦しい不合理や不正が世界中にあることに気づいていく。
悲しみや苦悩を共に背負い、不合理を正すためにどうしたらいいのか――仏文学者ではなく小説家への道に向かうことを想像させる青年遠藤の思い。
ホームステイ先の思い出、結婚を約束したフランス人女子学生との恋と別れなど、遠藤文学の原点といえる青春記。
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