書籍

- 発売日
- 2018年10月15日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-84157-1
明治天皇の世界史
六人の皇帝たちの十九世紀
著者 | 倉山満著 《憲政史研究家》 |
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主な著作 | 『国際法で読み解く世界史の真実』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,012円(本体価格920円) |
内容 | なぜ近代日本に天皇が必要なのか。その核心を、明治天皇と19世紀の各国の皇帝たちとを比較することで明らかにする、壮大な意欲作。 |
なぜ近代日本は、天皇を必要としたか? 大帝と影法師の感動の物語。
19世紀は「皇帝たちの時代」だった。19世紀初頭のナポレオン戦争以降、世界各国に次々と皇帝が生まれ、覇権争いに興じたが、第一次世界大戦が終わる1918年前後までの100年で、ほとんどの「皇帝」が消え去り。そして今や「Emperor」は日本にしか残っていない。なぜ、日本の天皇だけが残ったのか。その秘密を解くことで、近代日本の成功の「真実」が見えてくる。明治天皇、大英帝国のヴィクトリア女王、ハプスブルク帝国のフランツ・ヨーゼフ1世、ドイツ帝国のヴィルヘルム2世、ロシア帝国のニコライ2世、大清帝国の西太后の6人の同時代史比較から読み解く、壮大な世界史。
「明治天皇の同時代、多くの皇帝がいた。しかし、今の世界で皇帝(Emperor)とされるのは、日本の天皇だけである。清、ロシア、オーストリア、ドイツなど多くの君主国が消え去り、かの大英帝国からも「Emperor」はいなくなった。しかし、日本だけは残った。その秘密を解き明かすことが、日本の近代とは、そして明治とは何であったのかを解き明かすことだろう」(「まえがき」より)
【目次】
●まえがき:なぜ今、明治天皇なのか
●序章:皇帝たちの時代――興亡史としての「長い十九世紀」
●第一章:明治天皇誕生――幕末維新の世界史的状況
●第二章:めざすは立憲政体――文明国への道
●第三章:絶妙なる日清・日露戦争――躍進する日本
●第四章:大国になった日本――そして明治天皇崩御
●終章:理想の立憲君主――明治大帝と他の皇帝を分けたもの
●あとがき:なぜ近代日本に天皇が必要なのか
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