日本人だけが知らない「本当の世界史」中世編
発売日
2022年06月02日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90220-3

日本人だけが知らない「本当の世界史」中世編

著者 倉山満著 《憲政史研究者》
主な著作 日本人だけが知らない「本当の世界史」古代編』(PHP研究所)
税込価格 1,056円(本体価格960円)
内容 十字軍の侵略、モンゴル帝国の興亡から東ローマ帝国の崩壊まで、倉山史観で「暗黒の中世」を読み解く。なぜ日本は侵略を免れたのか?



 客観的に正しい歴史など存在しない。日本人が信じる「世界史」を疑え!

 ギリシャもローマも、常にオリエントの世界に屈服し続けた。アレキサンダー大王や五賢帝は、例外にすぎない。その例外を特筆大書し、さも「常に西洋は人類の中心だった」と描いているのが、日本人が信じる「世界史」だ。別に西洋人を嘘つきと糾弾する必要はない。どこの国でも、歴史の記述とはそういうものだ。

 人によって「世界史」とは何なのかの定義は違って良い。むしろ歴史家が千人いれば千の「世界史」の定義がなければおかしい。本書をおのおのが「世界史」とは何なのかを考える材料としてほしい。 (「文庫版 はじめに」より抜粋)

 (目次)
●第一章 世界史の正体と日本
●第二章 十字軍の爪痕
●第三章 世界史を語る視点としての鎌倉幕府
●第四章 暗黒の中世の終焉と室町幕府
●第五章 中世と近代のはざまで

 『真実の世界史講義 中世編』を改題の上、文庫化。