足利の血脈
発売日
2020年12月17日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-84840-2

足利の血脈
書き下ろし歴史アンソロジー

著者 秋山香乃/荒山 徹/川越宗一/木下昌輝/鈴木英治/早見 俊/谷津矢車 著
税込価格 1,870円(本体価格1,700円)
内容 国府台合戦、河越夜合戦、足利義輝弑逆、織田信長謀殺…「足利」で紡がれるもう一つの戦国史。実力派7名の書き下ろしアンソロジー。



 新書『応仁の乱』がベストセラーになって以降、関心が集まっている「足利氏」は、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』でも注目された。

 本書は、戦国を語る上で欠かせない「足利氏」をテーマに、7名の歴史時代作家が書き下ろした短篇小説を収録したアンソロジー。

 著者は、2020年上半期の直木賞を受賞した川越宗一をはじめ、大人気シリーズ「口入屋用心棒」の著者の鈴木英治、2020年の中山義秀文学賞を受賞した木下昌輝など、ベテランから新進気鋭まで、実力派ばかり。

 これまで戦国史を語る上で、メインで書かれることがなかった「足利氏」を軸に、この時代の画期となる出来事を時系列で描いていくことによって、“もう一つの戦国史”が浮かび上がる。

 ■目次
●第一話 早見 俊◎嘉吉(かきつ)の狐--古河(こが)公方家誕生
●第二話 川越宗一◎清き流れの源へ--堀越(ほりごえ)公方滅亡
●第三話 鈴木英治◎天の定め--国府台(こうのだい)合戦
●第四話 荒山 徹◎宿縁--河越夜合戦
●第五話 木下昌輝◎螺旋(らせん)の龍--足利義輝弑逆(しいぎゃく)
●第六話 秋山香乃◎大禍時(おおまがとき)--織田信長謀殺
●第七話 谷津矢車◎凪(なぎ)の世--喜連川(きつれがわ)藩誕生
●コラム 喜連川足利氏を訪ねて--栃木県さくら市歴史散歩

 収録作品は、いずれも書き下ろし!