中国人のお金の使い道
発売日
2021年01月14日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-84845-7

中国人のお金の使い道
彼らはどれほどお金持ちになったのか

著者 中島 恵著 《フリージャーナリスト》
主な著作 『日本の「中国人」社会』(日本経済新聞出版)
税込価格 990円(本体価格900円)
内容 「北京市の平均世帯資産は1億3392万円」「塾代が年間90万円」…お金の使い道から価値観やライフスタイルの変化が見えてくる。



 中国の都市部の世帯は、持ち家を平均1.5軒持っており、北京市の平均世帯資産は1億3392万円に上る。なぜ、彼らは「お金持ち」になったのか? 本書では急激に豊かになった(たとえば上海市の大卒初任給は30年前の190倍)中国人の資産の増やし方や消費傾向を紹介し、彼らのライフスタイルや価値観の変化を浮き彫りにする。
●「Z世代」といわれる若者は従来の中国人とは異なり、商品の箱の中身を確かめないでモノを買う
●若者が憧れるKOL(キー・オピニオン・リーダー)――「ライブ・コマース」で商品を巧みに紹介する人たち
●ホワイトカラーよりブルーカラーのほうが可処分所得が多い
●農村住民や都市の非就労者が加入する年金の受給額は、月平均125元(約1875円)
●介護に関しては在宅介護が全体の9割を占めており、「子どもが老親の介護を負担するのは当たり前」という従来の考え方は今でも根強い
●コロナ禍の武漢での食生活は……