香子(三)
発売日
2024年02月27日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-85453-3

香子(三)
紫式部物語

著者 帚木 蓬生著 《作家》
主な著作 『守教(上・下)』(新潮社)
税込価格 2,640円(本体価格2,400円)
内容 香子(紫式部)は道長から頼まれ、中宮・彰子に進講を行うことに。「源氏物語」では六条院が完成し、光源氏は栄華を極めるが……。



 大河ドラマで話題の「紫式部」と「源氏物語」を描く、帚木文学の最高傑作、第3弾!

 一条天皇の中宮であり、藤原道長の娘・彰子に仕える香子(紫式部)は、道長から彰子への進講を依頼される。彰子に白楽天の『新楽府』を手ほどきしながらも、香子は自身が物語を生み出すことについての思索を深める。さらに彰子が懐妊、皇子出産と、道長一家の権力が増していく中、香子が紡ぎ出す『源氏物語』は「少女」~「上若菜」の帖に進み、「玉鬘」十帖や女三宮降嫁など、光源氏の華々しい世界を描き出していく。