大日の使徒
発売日
2025年08月28日
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判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-85980-4

大日の使徒

著者 川越 宗一著 《作家》
主な著作 パシヨン』(PHP研究所)
税込価格 2,420円(本体価格2,200円)
内容 ザビエルを日本へと導いたヤジロウは、「大日如来」をデウスに見立てて……。日本のキリスト教黎明期を描く、直木賞作家の力作長編。



 キリスト教伝来時の最初にして最大の過ち――。

 異文化の軋轢を描き続けてきた直木賞作家が、ザビエルを日本へ導いた“ヤジロウ”を軸に、「宗教のあり方」に迫った力作長編。

 「過ちとは何か」との織田信長の問いにルイス・フロイスは、ザビエルがキリスト教を日本へもたらした当初、デウスを「ダイニチ(大日如来)」としていたため、仏教の一派と思われていた、と答える。

 その大日の訳語を提案したのがヤジロウ、ザビエルを日本へ連れて来た男だという。ヤジロウとは、何者だったのか。

 そして、16世紀半ば、島津貴久が治める薩摩で始まった、キリスト教の布教は――?