書籍
- 発売日
-
2025年12月24日
※概ね、この2日後に書店店頭に並びます - 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-86026-8
ニュー・エリート論
世界基準のビジネスパーソンが鍛える6つの知性
| 著者 | 布留川 勝著 《グローバル・エデュケーション アンド トレーニング・コンサルタンツ株式会社 創業者》 |
|---|---|
| 主な著作 | 『相手をその気にさせる戦略的英文ビジネスメール文例集』(ナツメ社) |
| 税込価格 | 1,958円(本体価格1,780円) |
| 内容 | 求められるスキルが加速度的に増し不安なビジネスパーソンが、恐れを好奇心に変え成長できる手法「アダプティブ・アジリティ」とは! |
日本企業に勤務する社員は勤勉で、責任感が強い。しかしながら彼らが海外の同僚と会議をすれば、最初の数分で沈黙が訪れる。発言しないのではなく、できないのだ。「会社の考え」と「自分の考え」が整理できていない。そうしているうちに会議は終わる。
これは社員に「依存の文化」が長く続いた結果である。会社に言われるから英語を学び、人事評価のためにTOEICを受け、目標点を超えた瞬間に学びをやめる。
この依存の構造こそが日本社会が作ってきたオールド・エリートの世界だ。いい会社に入り、与えられた仕事を誠実にこなす。これが成功の定義だった。
しかし、その船は静かに沈み始めている。かつてはそこに安心があった。でも気が付けば、誰も舵を取っていない。「まだ大丈夫だ」といい聞かせている。しかし、エンジンの音はもう聞こえない。
本書でいうニュー・エリートとは、単にグローバルに活躍する人や英語が堪能な人のことではない。依存から自立へと意識を転換し、自らの判断と責任で道を切り拓く人のことである。
ニュー・エリートに必要なものは3つある。
●自国や業界の常識を一歩引いて見られる視野。
●自分の価値観に根ざした意思決定力。
●異なる文化・考え方を排除せず、学びあう柔軟性。
デジタル化やAIの進展、地政学的リスクの高まり、働き方の多様化。変化が常態化する時代にあって、環境の変化を脅威として遠ざけるのでなく、成長の機会として取り込める人がニュー・エリートなのだ。
本書は、ニュー・エリートになるための道筋を論理的かつ実践的に説き明かした書である。3年後にまだ「エリート社員」と呼ばれたいのなら、ぜひこの本で紹介する内容を自分のものにし、実践し続けるとよいだろう。
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