書籍

- 発売日
- 2020年10月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-90088-9
「悪知恵」のすすめ
ラ・フォンテーヌの寓話に学ぶ処世訓
著者 | 鹿島 茂著 《フランス文学者》 |
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主な著作 | 『「失われた時を求めて」の完読を求めて』(PHP研究所) |
税込価格 | 968円(本体価格880円) |
内容 | ラ・フォンテーヌがイソップ童話を題材に書いた「寓話」。その毒とエスプリに満ちた内容を、処世訓として著者独自の視点で解説する。 |
「すべての道はローマに通ず」などの名言を残した、17 世紀のフランスの詩人ラ・フォンテーヌ。彼が『イソップ童話』をベースに書いた『寓話』は、フランス人的な叡智と毒が詰まった人生訓であり、マキャヴェリの『君主論』を超えるほど冷徹なものだ。
本書は、その醍醐味を、政治の話や著者の体験談などを織り交ぜながら、鋭い観察眼を通して解き明かす。
◎無知な友より、賢明な敵のほうがまし◎小さな親切は、大きなお世話である◎ペテン師をペテンにかけるほど楽しいことはない◎遠くから見ればたいした人物だが、近くから見るとろくでもない◎見かけで判断するのはよくないが、判断は見かけでしかできない……。
生きる知恵、フランス人的“賢さ”が身につく一冊。
文庫化にあたり、著者が現在の日本の政治や社会情勢について感じることを、〔後記〕として加筆。
ラ・フォンテーヌの『寓話』に趣を添えたグランヴィルの挿絵を、親本同様に多数掲載。
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