文蔵2021.12
発売日
2021年11月16日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90161-9

文蔵2021.12

著者 「文蔵」編集部編
税込価格 825円(本体価格750円)
内容 【特集】巧みな仕掛けから、驚きの論理展開 特殊設定ミステリが面白い【連載小説】あさのあつこ「おいち不思議がたり 夢路篇」/諸田玲子「麻阿と豪」/下村敦史「ガウディの遺言」/中山七里「越境刑事」/朝井まかて「朝星夜星」/宮部みゆき「きたきた捕物帖」ほか



 【特集】

 巧みな仕掛けから、驚きの論理展開

 特殊設定ミステリが面白い

 インタビュー市川憂人 そこにはミステリの「未開拓領域」が広がっている

 【ブックガイド】AIから錬金術、おとぎ話まで

 独自の世界と極上の謎が絡み合う小説25選…千街晶之
●まず読んでおきたい「特殊設定ミステリの基本図書」
●錬金術、パラレルワールド、おとぎ話……めくるめく「特殊設定」
●「特殊設定」の進撃は止まらない

 【連載小説】
●坂井希久子 セクシャル・ルールズ2 子供に振り回される耀太と、仕事が忙しい麻衣子の夫婦関係は徐々に……。
●あさのあつこ おいち不思議がたり 【夢路篇】7 巳助に逢いにいこうとするおいちの眼裏に、黒い霧が立ち込めて……。
●諸田玲子 麻阿と豪8 関ケ原の戦いが始まった。やがて豪のもとに、宇喜多軍敗走の報が届く。
●下村敦史 ガウディの遺言8 父の逮捕にショックを受ける志穂。そこに怪しい男達がやってきて……。
●中山七里 越境刑事12 拘束された冴子を救うため、郡山はウイグル人の女性に助力を乞う。
●朝井まかて 朝星夜星22 離縁した錦が自由亭の仕事を手伝うことに。そんな折、大洪水が起きる。
●宮部みゆき おでこの中身 その五 きたきた捕物帖34 おでこの住まいには符丁が記された文書が山積みで、北一は舌を巻く。
●山本一力 緋色の壺 その十八 献残屋佐吉御用帖46 佐吉も加わった大勝負の場で、川並衆の男が思いがけないことを口にする。

 【話題の著者に聞く】
●桜木紫乃『ブルースRed』 私の中にある“小説の庭”で、影山莉菜は生きていました
●君嶋彼方『君の顔では泣けない』 「男女入れ替わり」の物語を別の角度から掘り下げたかった