きたきた捕物帖
発売日
2022年03月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90201-2

きたきた捕物帖

著者 宮部みゆき著 《作家》
主な著作 桜ほうさら』、『<完本>初ものがたり』、『あかんべえ』(PHP研究所)
税込価格 968円(本体価格880円)
内容 著者が生涯書き続けたいと願う新シリーズ第一巻の文庫化。北一と喜多次という「きたきた」コンビが力をあわせ事件を解決する捕物帖。
リンク

https://www.php.co.jp/kitakitamiyabe/



 宮部みゆき、新シリーズ第一巻、待望の文庫化!

 二人の「きたさん」が事件に翻弄されつつ成長していく物語で、著者が「生涯、書き続けたい」と願う捕物帖。

 舞台は江戸深川。一人目の「きたさん」こと北一は、亡くなった岡っ引き・千吉親分の本業だった文庫(本や小間物を入れる箱)売りで生計を立てている。いつか自前の文庫をつくり、売ることができる日を夢見て。

 本書では、ちょっと気弱で岡っ引きとしてはまだ見習いの北一が、やがて相棒となるもう一人の「きたさん」こと喜多次と出逢い、亡き親分のおかみさんなど周りの人たちに助けられ、事件や不思議な出来事を解き明かしていく。

 北一が住んでいるのは、『桜ほうさら』の舞台になった富勘長屋。さらに『<完本>初ものがたり』に登場した謎の稲荷寿司屋も、本書の中でその正体が明らかになるという、宮部ファンにとっては見逃せない仕掛けが満載。

 宮部ワールドの要となる痛快・人情時代ミステリー。