お金の流れで見る世界史
発売日
2023年01月31日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90281-4

お金の流れで見る世界史

著者 大村 大次郎 著 《元国税調査官》
主な著作 お金の流れで見る戦国時代』(PHP研究所)
税込価格 924円(本体価格840円)
内容 元国税調査官が世界史を富・経済・権力の動きから解説。国家の盛衰パターン、戦争の勝敗の意外な理由など、知られざる真相が明らかに。



 脱税で滅んだ古代エジプト、消費税によって沈んだスペイン無敵艦隊、なぜロスチャイルド家は衰退したのか……元国税調査官が歴史上の人物をガサ入れ!

 元国税調査官が世界史を富・経済・権力の動きから解説。国家の盛衰パターン、戦争の勝敗の意外な理由など、知られざる真相から世界史の見方が変わる!

 ユダヤ、ローマ帝国、イスラム帝国、モンゴル帝国、スペイン、大英帝国、ソ連……経済視点で歴史に迫ると現代との類似点が見えてくる!

 
●国家の盛衰を決める徴税と財政政策
●ローマ帝国で起こったハイパーインフレ
●中国を“金融先進国”にした世界初の紙幣
●スペインの宗教政策が経済をここまで悪化させる
●イギリスがローマ教会から離脱した「金銭的な理由」
●国家財政の魔法の杖─徴兵制
●第一次世界大戦の引き金は「ドイツの急激な経済発展」?
●ナチスが領土侵攻をした“経済的な理由”
●リーマンショックを招いたソ連の崩壊

 お金の視点で見れば、世界史の流れの意外な理由がわかる!

 歴史というのは、政治、戦争などを中心に語られがちだ。「誰が政権を握り、誰が戦争で勝利したのか」という具合に。だが、本当に歴史を動かしているのは、政治や戦争ではない。お金、経済なのである。お金をうまく集め、適正に分配できるものが政治力を持つ、そして、戦争に勝つ者は、必ず経済の裏付けがある。だからこそ、お金の流れで歴史を見ていくと、これまでとはまったく違う、歴史の本質が見えてくるのだ。(「はじめに」より抜粋)